ボトル式・パック式・水道直結式のウォーターサーバーの特徴を比較!

ウォーターサーバーといえば大きなペットボトル容器で届く「ボトル式」がメジャーですが、他にもビニールパックを採用した「パック式」や、家庭の水道水をろ過する「水道直結式」という選択肢もあります。

自分の家にはどのタイプのサーバーが合ってる?
費用はどのくらい差があるの?

そんな疑問を解決するため、今回はウォーターサーバーのボトル式・パック式・水道直結式の違いと、それぞれのメリット・デメリットを解説いたします。

サーバー選びの参考にしてくださいね。

ボトル式の特徴

(出典:プレミアムウォーター)

まずは「ボトル式」の特徴からご紹介します。

【水の容量】1本12ℓが多い

ウォーターサーバーのボトルの容量は、1本12ℓが主流です。
メーカーによっては7~9ℓ入りの軽量タイプを取り扱っている場合もあります。

【交換方法】サーバー本体の差込口に設置する

ボトルの設置場所はサーバーによって異なります。

サーバー上部に設置する「上置きタイプ」の場合、12ℓもの重さがあるボトルを高い位置まで持ち上げなくてはなりません。

そのため、体力に自信が無い方はサーバー下部に設置できる「下置きタイプ」がおすすめです。

上置きタイプと下置きタイプの特徴についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

ウォーターサーバーは上置きタイプと下置きタイプどっちがおすすめ?

【ボトルの処分方法】家庭で処分またはメーカーが回収

空になったボトルの処分方法はメーカーによって異なります。

家庭で処分できる「ワンウェイ方式」か、メーカーが回収して再利用する「リターナブル方式」という2パターンに分かれているので、希望に合った方式を選びましょう。

ワンウェイ方式とリターナブル方式の違いについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

ワンウェイ方式とリターナブル方式の違いとは?どんな人におすすめ?


  • 水の容量が多い(軽量タイプもあり)
  • 重量があるのでボトル交換が大変だが、サーバー下部に設置できるタイプを選べば楽に交換できる
  • 空ボトルは家庭ゴミとして処分するタイプと、メーカーが回収して再利用するタイプに分かれる

パック式の特徴

(出典:フレシャス)

続いては「パック式」の特徴をご紹介します。

【水の容量】1パック7~8ℓが多い

容量が7~8ℓ程度であることが多いです。
ボトルに比べて軽量なので女性でも取り扱いやすいですね。

ただし、水の消費量が多い場合は交換頻度が高くなるため、

【交換方法】サーバー本体のホルダーに入れる

パックは開封せずにサーバーのパックホルダーに入れます。
これだけで水の交換作業は終了です。

あとはスイッチを入れるとニードル(針)が袋に刺さり、サーバー内に水が給水されます。

ボトル式より軽くて交換しやすいのがパック式の特徴ですね。

【パックの処分方法】家庭ゴミとして処分

パックはポリエチレン素材なので、小さく畳んで不燃ごみとして処分できます。
処分方法がラクという点もパック式の大きな魅力です。

ただし、パックが自宅に配送される際は段ボールに梱包された状態(1箱につき3~4パック入り)で届くので、注文毎に段ボールを処分する必要があります。

  • 1パックあたりの水の容量は7~8ℓ
  • パックは未開封のままパックホルダーに入れるだけで簡単に交換できる
  • パックは家庭ゴミとして処分できるが、配送時の梱包材(段ボール)の処分も必要

水道直結式の特徴

(出典:ウォータースタンド)

続いては「水道直結式」の特徴をご紹介します。

【水の容量】水道水なので使い放題

水道直結式のサーバーは水道水の水を使用するので、定額制で好きなだけ水を使うことができます。

ボトル式やパック式のように水を注文する必要はありませんし、ゴミも出ません。

【初期費用】サーバー設置時に工事費用がかかる

水道直結式のサーバーは専門のスタッフが設置工事を行います 。
水道の元栓に分岐部品を取り付けて、チューブでサーバーへ水を送る必要があるためです。

工事費用は20,000円前後、作業時間は60分程度です。

  • 水道水を使用するので定額制で使い放題
  • ボトル式やパック式のように交換やゴミの処分をする手間がかからない
  • サーバー設置工事が必要なので初期費用がかかる

月々の費用を比較

ボトル式、パック式、水道直結式は、月々の費用にも差があるのでしょうか?

一覧にまとめてみました。

ボトル式 パック式 水道直結式
水代 RO水:100円/ℓ
天然水:150円/ℓ
160円/ℓ 家庭の水道代に含まれる(0.15~0.2円/ℓ
サーバー設置工事費 なし なし 20,000円程度
サーバーレンタル料 無料のメーカーが多い(有料でも1,000円程度) 月々4,000円程度
メンテナンス料 無料のメーカーが多い(有料でも月々500円~1,000円程度) レンタル料に含まれている場合が多い
電気代 月々500円~1,000円

※料金はすべて目安です。メーカーや契約プラン、サーバーの機種などにより大きく異なる場合があります。

【例】1日約0.6ℓ(200mlのコップ3杯分)、1ヶ月で約18ℓ消費した場合の費用総額

  • ボトル式:‎レンタル料&メンテナンス料が無料のメーカーを選べば、月々2,500円~3,500円程度
  • パック式:レンタル料&メンテナンス料が無料のメーカーを選べば、月々3,500円~4,000円程度
  • 水道直結式:初期費用は掛かるが、月々4,500円~5,000円程度

まとめ

同じウォーターサーバーでも、ボトル式・パック式・水道直結式のどれを選ぶかによって使い方や費用が変わってきますね。

最後に、3タイプがそれぞれどんな人に合っているのかまとめたので、サーバー選びの参考にしてください。

ボトル式はこんな人におすすめ

  • 水の消費量がやや多い
  • 低コストなサーバーを使用したい

パック式はこんな人におすすめ

  • 水の消費量は普通
  • 水の交換が楽なサーバーを使用したい

水道直結式はこんな人におすすめ

  • 水の消費量がかなり多い
  • 長期的にサーバーを使用したい

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