水素水ってどんな水?基礎知識や美容・健康効果、生成方法を紹介

水素水(すいそすい)は美容や健康に良いイメージがありますよね。
いつでも手軽に水素水を飲めるウォーターサーバーも女性に人気があります。

「そもそも水素水って何?」
「本当に体に良いの?」
「普通の水よりコストがかかりそう…」

このような疑問を抱えている方のため、今回は水素水の基礎知識と飲むメリットをご紹介いたします。

水素水の基本知識

水素水とは、水素の濃度が高い水のことを指します。
原水に特別な処理を施すことにより、水素分子や水素イオンを含ませているのです。

水素自体は無味・無臭・無色で無害な気体なので、原水の味や口当たりがそのまま影響されます。

水素水の濃度の割合は「ppm」や「ppb」を使います。
聞きなれない人が多いと思いますが、これは液体中の要素の割合を示す単位です。

濃度の限界値は1.6ppmと言われており、この濃度に近い水素水が「高濃度水素水」ということになります。

ppm パーツパーミリオン(parts per million:100万分の1)の略です。
1ℓの水に1mgの量の水素が含まれていることを表します。
※1ppm=1mg/ℓ
ppb パーツパービリオン(parts per billion:10億分の1)の略です。
ppmの1000分の1の濃度となります。
※1000ppb=1ppm

水素水の効果はあくまでも期待できるレベル

水素水の研究データはまだ少ないため仮説段階ではありますが、以下のような美容・健康効果が期待されています。

  • 抗酸化作用
  • 炎症やアレルギー症状の抑制
  • 脂質代謝の改善
  • 動脈硬化の抑制作用など

水素には体内で作られた“活性酸素”を除去する抗酸化作用があるとされています。

活性酸素が増えると、老化現象や生活習慣病の原因になります。
肌のシミ・しわ・たるみなど、加齢による肌の悩みも活性酸素が影響しています。

過剰な活性酸素を除去することはアンチエイジングにつながるので、美意識の高い女性が水素水を好む理由がわかりますね。

ただし、水素水の効果についてはまだ科学的な根拠が乏しいため、あくまでも「期待できる」という段階にすぎません。

水素水の主な生成方法

水素水はアルミパウチやペットボトルなどの容器で販売されていますが、自宅で水素水を作れる生成器も販売されています。

主な生成方法をご紹介します。

代表的な生成方法 解説
水素ガス充填方式 水に圧力をかけて水素ガスを充てんする方法です。
販売されている水素水の多くがこの方法で生産されています。
金属マグネシウム反応方式 容器に注いだ水にマグネシウムが入ったスティックを入れ、水中の酸素とマグネシウムを反応させることによって水素水を生成する方法です。
電気分解方式 水に電圧をかけてプラス極に酸素、マイナス極に水素を発生させる方法です。
水素水サーバーなど家庭用の生成器に用いられることが多いです。

水素水はこまめに摂取して早めに飲み切る

水素水に溶け込んでいる水素は拡散性が高いため、多量に摂取しても身体に溜め込むことはできません。
余分な水素は体から抜けてしまいます。

また、身体に良い水といえども過剰摂取すると胃腸に負担をかける恐れがあります。

そのため、水素水を飲むなら適量をこまめに摂取するようにしてください。

ただし水素は軽くて小さい分子なので、一度開封して空気に触れると少しずつ空気中に抜けてしまいます。
飲んだらすぐにふたを閉め、できるだけ早めに飲みきりましょう。

まとめ

  • 水素水には抗酸化作用、炎症やアレルギーの抑制、脂質代謝の改善、動脈硬化の抑制作用などの効果が期待できるが、科学的根拠は乏しい
  • 水素水は家庭用生成器で作れる
  • 水素は拡散性が高いのでこまめに摂取するのがおすすめ
  • 開封後は水素濃度がどんどん薄くなるので早めに飲みきる

水素水の美容効果・健康効果には科学的根拠はないですが、効果を期待して飲む人が多く、多数の商品が販売されています。

水素水はドラッグストアやコンビニなどですぐに手に入るので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。

家庭用の生成器があればいつでも作り立ての新鮮な水素水を飲むことができますよ。

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