ウォーターサーバーは24時間電源を入れたまま使用するため、作動音が気になる場合があります。
最近は静音設計のサーバーも多いですが、それでも音の聞こえ方は人それぞれですし、大きなストレスにつながる可能性もあるでしょう。
そこで今回は、ウォーターサーバーの音が気になる場合の騒音対策をまとめました。
また、動作音が小さいウォーターサーバーの特徴もご紹介するので、これから導入する方は参考にしてくださいね。
目次
騒音が気になるときの5つの対策
平らな床に設置する
いまウォーターサーバーを設置している場所は、床にゆがみや段差などはありませんか?
わずかなゆがみや段差であっても、ウォーターサーバーの作動音が大きく聞こえる原因になる場合があります。
平らで安定感のある場所に設置しましょう。
サーバーを壁や家具から離して設置する
ウォーターサーバーは壁やまわりにの家具との間に隙間が空くように設置してください。
ぴったりとくっつけてしまうと、ウォーターサーバーの作動音や振動が壁や家具に伝わって大きく響く可能性があるのです。
そもそもウォーターサーバーの背面には放熱板が付いていることが多く、本体の熱を放出するためにも壁から離して設置する必要があります。
作動音を家中に響かせないためにも、サーバーを安全に利用するためにも、壁や家具からは10㎝程度離して設置しましょう。
サーバーの下に防音マットなどを敷く
ウォーターサーバーをフローリングに直置きすると、作動音が床に響いて大きく聞こえる場合があります。
その場合は、フローリングとの間に防音マットやカーペットを敷くことにより、音が響きにくくなります。
マンション等にお住まいの方は、下の階への騒音対策としての役割も果たしてくれるでしょう。
カーペットを敷く場合はふわふわした素材よりも固めでしっかりした素材のものを選んでくださいね。
リビングや寝室から離れた場所にサーバーを設置する
ウォーターサーバーの設置場所にこだわりが無ければ、別の部屋に移動させてみましょう。
リビングや寝室など、リラックスして過ごす部屋から距離を離すことにより、動作音が気にならなくなる可能性があります。
利便性を考えてキッチンやダイニング周辺に設置する家庭が多いですが、設置場所の条件をクリアしていれば、玄関先や廊下などに設置してもOKですよ。
設置場所の決め方については、こちらの記事を参考にしてください。
ウォーターサーバーの正しい設置方法とは?設置場所の決め方も紹介
他社のウォーターサーバーに乗り換える
上記の対策をしても音が気になる場合は、他社メーカーの静音設計のサーバーに乗り換えるという手段もあります。
「フレシャス」や「プレミアムウォーター」などの人気メーカーでは、解約時に発生した手数料や違約金(全額または一部)を負担してくれるキャンペーンを実施していますよ。
主要メーカーのキャンペーン内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ウォーターサーバーの乗り換えはドコがおすすめ?キャンペーンを比較
うるさくないウォーターサーバーを選ぶポイント
ここからは、作動音がうるさくないウォーターサーバーを選ぶポイントをチェックしていきましょう。
ボトルはワンウェイ方式の方がおすすめ
(出典:プレミアムウォーター)
ウォーターサーバーのボトルは「リターナブル方式」と「ワンウェイ方式」に分けることができます。
音が気になる方は、ワンウェイ方式のウォーターサーバーがおすすめです。
方式 | ボトルの特徴 |
---|---|
ワンウェイ方式 (使い捨て) |
やわらかい素材で作られているので、空になったら小さく潰して破棄することができます。 |
リターナブル方式 (再利用) |
再利用できるよう、硬質プラスチック製の頑丈な作りになっています。 空になったらメーカーが回収し、洗浄・滅菌・検品したうえで新たに水を入れて出荷されます。 |
リターナブル方式のボトルは空気が入りやすいため、ウォーターサーバーにボトルを設置すると1日に数回「ボコボコ」と空気が入った音が鳴ります。
一方、ワンウェイ方式のボトルは水の量が減るにつれて小さく潰れていくしくみになっているため、時々「パキパキ」と音が鳴ります。
どちらの方式でも無音で使用することはできませんが、ワンウェイ方式の方が音が小さく、鳴る頻度も少ないですよ。
ワンウェイ方式とリターナブル方式の特徴をもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ワンウェイ方式とリターナブル方式の違いとは?どんな人におすすめ?
サーバーはボトル上置きタイプの方がおすすめ
(出典:クリクラ)
ウォーターサーバーは、ボトルの設置場所によって上置きタイプと下置きタイプに分かれます。
音が気になる方はボトル上置きタイプのサーバーを選びましょう。
というのも、上置きタイプはボトルの水を重力でタンクに補充するしくみになっていますが、下置きタイプはボトルの水をタンクまでくみ上げるしくみになっているので、モーター音が鳴るのです。
ただし、上置きタイプはボトル交換が大変なので、最近は下置きタイプのサーバーが増えています。
作動音の有無も大事ですが、使いやすさも考慮したうえで選んでくださいね。
上置きタイプと下置きタイプの特徴については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
ウォーターサーバーは上置きタイプと下置きタイプどっちがおすすめ?
水の冷却方法は電子式の方がおすすめ
ウォーターサーバーのタンク内の水を冷やす方法は「コンプレッサー式」よりも「電子式」の方がおすすめです。
方式 | 冷却するしくみ |
---|---|
コンプレッサー式 | 内臓された冷媒ガスの気化熱を利用して水を冷却します。 大量の水でもすばやく冷やすことができます。 |
電子式 | ペルチェ素子という電子部品に電気を流すことで水の熱を吸収し、冷却します。 コンプレッサー式に比べて水を冷やすまでに時間がかかります。 |
コンプレッサー式のウォーターサーバーは、水を冷やすたびに「ブーン」という冷蔵庫のような作動音が鳴ります。
一方、電子式は冷却時間が長いというデメリットはあるものの、作動音は少ないので快適に利用できるでしょう。
まとめ
ウォーターサーバーの音がストレスに感じたら、今回ご紹介した騒音対策をためしてみてくださいね。
これからウォーターサーバーを導入する場合は「静音設計」を売りにしている機種をおすすめします。
また、ボトルは「ワンウェイ方式」、サーバーは「ボトル上置きタイプ」、冷却方法は「電子式」を選ぶことで、動作音を小さくすることができるでしょう。