ウォーターサーバーは大きな地震が来た時に転倒する可能性があります。
揺れの影響を受けやすいスリムな形状ですし、上部にボトルを設置する上置きタイプの場合はさらに転倒のリスクが高まります。
そこで今回は、ウォーターサーバーの転倒防止対策についてご紹介します。
目次
ウォーターサーバー転倒時の危険性
ウォーターサーバーは床置きタイプだと20kg~25kg程度の重さがあります。
さらに、水の入ったボトルを設置すると総重量が30kgを超える場合があるため、転倒してぶつかったら怪我をする危険性が高いです。
実際に、地震発生時に転倒した家具の下敷きになって怪我をする方が多いです。
小さなお子さまがいらっしゃる家庭では特に心配ですよね。
また、他の家具にぶつかって壊れたり、避難通路をふさいでしまったりと、様々な問題が考えられます。
このような事故を防ぐためにも、ウォーターサーバーを利用する際は転倒防止対策を行う必要があるのです。
転倒防止対策
それでは、ウォーターサーバーの転倒防止対策を3つご紹介します。
転倒防止ワイヤーを付ける
(出典:プレミアムウォーター)
床置き型のウォーターサーバーの背面には、もともと転倒防止用のワイヤーが付いていることが多いです。
壁に固定用金具を打ちこみ、ワイヤーをつなげることで転倒事故を防ぎます。
壁に穴が開ける必要があるため、賃貸にお住まいの方や、ウォーターサーバーを設置したい場所の壁に穴をあけられない場合は、他の対策をお選びください。
【転倒防止ワイヤー付きのウォーターサーバー】
・アクアクララ
・クリクラ
・コスモウォーター
・フレシャス
・サントリーウォーターサーバー
など
L字金具で固定する
ウォーターサーバーを買い取って利用する場合は、L字金具を購入して壁に固定するという方法もあります。
しかし、こちらも転倒防止ワイヤー同様、壁に穴を開けられない場合は不可能な対策ですね。
耐震マットを敷く
ホームセンターなどに売っている耐震マットをサーバーの下に敷きましょう。
耐震マットは粘着性のある素材で作られており、揺れや衝撃を吸収してくれます。
ワイヤーや金具でウォーターサーバーを壁に固定するよりも手軽な方法ですね。
ただし、耐震マットには耐荷重が決められているので、ウォーターサーバーの重量に合った厚みのあるマットを選んでくださいね。
転倒のリスクが低いウォーターサーバー
転倒するリスクが低いウォーターサーバーを選びたいなら、ボトル下置きタイプのサーバーや卓上型のサーバーがおすすめです。
ボトル下置きタイプ
(出典:コスモウォーター)
ボトルをサーバー下部に設置できる下置きタイプなら、重心が下にくるので上置きタイプに比べて安定感があります。
転倒するリスクがゼロになるわけではありませんが、比較的倒れづらいでしょう。
ボトル下置きタイプのサーバーは水の交換がラクなので人気が高く、取り扱っているメーカーも多いです。
上置きタイプと下置きタイプの特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
ウォーターサーバーは上置きタイプと下置きタイプどっちがおすすめ?
卓上型タイプ
(出典:フレシャス)
卓上型のウォーターサーバーはコンパクトで高さがないため、床置き型のサーバーに比べて転倒のリスクが低いです。
とはいえ、キッチンカウンターや固定された棚の上など、安定感のある場所に設置しないと意味がありません。
小型家具用の耐震マットを敷くなどの対策をすることで、さらに安全に使用することができますよ。
卓上型ウォーターサーバーの特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
卓上型ウォーターサーバーのメリットとは?おすすめ3機種を紹介
転倒してしまった場合の対応
使用中のウォーターサーバーが転倒してしまったら、すぐに立て直して電源プラグを抜き、1時間以上放置してください。
その後、再び電源プラグをコンセントに差し込み、適温になったら飲用可能です。
なお、使用中のボトルは転倒した際にボトルの逆止弁(水漏れを防ぐための中栓)が外れている可能性が高いので、新しいボトルを使用してください。
また、転倒後のサーバーに不具合を見つけた場合は、そのまま使い続けずにすぐメーカーに連絡しましょう。
まとめ
ウォーターサーバーは本体だけ(ボトルを設置していない状態)でも20kg~25kg程度の重さがあるため、転倒してぶつかったら大変危険です。
また、転倒の原因は大きな地震だけではありません。
お子さまが勢いよくぶつかった際に倒れてしまう恐れもあるので、しっかり転倒防止対策を行ってください。