ウォーターサーバーまたは浄水器を家庭に導入すれば、いつでも美味しい水を飲むことができます。
しかし、選択する方法によって水の品質やコストが大きく変わってきます。
そこで今回は、ウォーターサーバーと浄水器の特徴を徹底比較してみました。
どちらの方法が自分にあっているのかチェックしてみてくださいね。
目次
ウォーターサーバーの特徴
(出典:クリクラ)
まずはウォーターサーバーの特徴やメリット・デメリットをチェックしましょう。
安全でおいしい天然水やRO水が楽しめる
ウォータサーバーを導入すると、厳しい水質検査をクリアした安全でおいしい天然水やRO水を飲むことができます。
水にこだわりがある人、健康や美容への意識が高い人、小さなお子さまがいる家庭には特におすすめですよ。
また、水は自宅まで配達してもらえるので、いつもペットボトル入りのミネラルウォーターを購入している方は買い物する手間がなくなるというメリットもあります。
天然水とRO水どっちがおすすめ?ウォーターサーバーの水の特徴を解説
冷水・温水がすぐに出せる
ウォーターサーバーがあれば、冷たい水や熱いお湯を必要な時にすぐに使用できます。
お湯をいちいち沸かす手間が省けるのは嬉しいですよね!
忙しい朝でもすぐに温かいドリンクが入れられますし、インスタント食品などもすぐに作ることができますよ。
ウォーターサーバーのお湯は何度?カップ麺やミルクは作れる?
コンセントがあればどこにでも設置できる
ウォーターサーバーは電源さえ確保できれば家の中のどこにでも設置可能です。
キッチン・ダイニング・リビング・寝室など、最も利用しやすい場所に設置することにより、水を飲む習慣をつけることができるでしょう。
コンパクトな卓上タイプのウォーターサーバーを選べば、棚やカウンターの上にも設置可能です。
卓上型ウォーターサーバーのメリットとは?おすすめ3機種を紹介
災害時の備蓄水としても役立つ
ウォーターサーバーの水は未開封であれば製造日から6ヶ月ほど保管可能なので、災害時の備蓄水としても役立ちます。
地震などの大きな災害時に水道が止まってしまったとしても、水のストックがあれば飲料水や生活用水として利用することができますね。
また、給水に電力を必要としないタイプのウォーサーバーなら停電中でも水(常温)を出すことができますよ。
メリット
- おいしい天然水やRO水を自宅まで配達してもらえる
- いつでも冷水と温水が使える」
- コンセントがあればどこにでも設置できる
- 災害時の備蓄水としても役立つ
デメリット
- 浄水器に比べて導入までのハードルが高い
- 水代、電気代がかかる(メーカーによってはサーバーのレンタル料やメンテナンス料がかかる場合もある)
- サーバーを設置するスペースが必要
- ボトル(またはパック)の交換が必要
浄水器の特徴
続いては浄水器の特徴やメリット・デメリットをチェックしましょう。
購入・取付が簡単(設置工事が必要なタイプもあり)
浄水器は水道水をフィルターでろ過することにより、不純物や塩素が取り除かれた水を飲むことができます。
ろ過のしくみによって様々な種類がありますが、最も普及しているのは「蛇口直結型」の浄水器です。
家庭の蛇口に取り付けるだけで、すぐに使用することができますよ。
ホームセンターなどで購入できるという手軽さも魅力ですね。
その他、主流となっている浄水器は以下の通りです。
浄水器の種類 | 解説 |
---|---|
蛇口直結型 |
|
据え置き型 |
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ビルトイン型 |
|
水栓一体型 |
|
ポット型 |
|
部屋の広さに関わらず使用できる
浄水器は水回りに取り付けるアイテムなので、部屋の広さに関わらず使用できるというメリットもあります。
ウォーターサーバーの場合は設置するスペースを考える必要がありますし、ストックの水を保管するスペースも確保しなければなりません。
一人暮らしの方や、部屋のスペースに余裕が無い方には浄水器の方が向いているでしょう。
電気代がかからない
浄水器はフィルターを通して水道水をろ過するしくみなので、電気代は一切かかりません。
初期費用はかかりますが、あとは毎月の水道料金と数ヶ月に1回のカートリッジ交換代だけで利用できますよ。
※具体的なコストについては後ほど解説します。
メリット
- 蛇口直結型の浄水器なら購入・取付が簡単
- 水回りに直接取り付けるので、部屋の広さに関わらず使用できる
- 電気代が一切かからない
デメリット
- 定期的にカートリッジの交換が必要
- 水源が水道水なので、水の種類は選べない
- 災害などで断水したら使用できなくなる
月々のコストを比較
ウォーターサーバーと浄水器は、1ヶ月にどのくらいのコストがかかるのでしょうか?
コスト | ウォーターサーバー | 浄水器(蛇口直結型の場合) |
---|---|---|
導入費用(初期費用) | 無料でレンタルできるメーカーが多い | 5,000~10,000円程度 |
水代 | 1ℓあたり100円~150円程度 | 1ℓ当たり0.15~0.2円程度 (水道料金に含まれる) |
維持費 | 無料のメーカーが多く、有料でも月500円~1000円程度 | 1,500円~4,000円程度 (2~3ヶ月に1回カートリッジ交換が必要) |
電気代 | 500円~1,000円程度 (省エネモードがある機種を使用すれば節約できる) |
無料 |
※料金は目安です。メーカーや使用状況によって金額が大きく異なる場合があります。
ウォーターサーバーは月々3,500円~4,500円程度
ウォーターサーバーは天然水またはRO水を購入するので、水道水をろ過するしくみの浄水器と比べたら当然コストがかかります。
しかし、その他の費用は選ぶメーカーや機種によって節約可能です。
サーバーレンタル料も維持費(メンテナンス料など)も無料のメーカーを選べば、月々の支払いを水代+電気代のみにすることができますよ。
例えば、1ヶ月に24ℓ(12ℓボトル2本分)を消費した場合、月額費用は3,500円~4,500円程度になります。
浄水器(水道直結型)は月々5円程度
浄水器の水代は水道料金に含まれていますし、電気代も一切かからないので、月額料金はわずか5円程度ということになります。
初期費用こそかかりますが、一度取り付けてしまえば低コストで利用し続けることができますね。
ただし、2~3ヶ月に1回カートリッジを交換をする必要があるので、交換月は1,500円~4,000円程度の費用がかかります。
ウォーターサーバーと浄水器はこんな人におすすめ
ウォーターサーバーがおすすめな人
- 天然水やRO水など、おいしくて安全性の高い水を飲みたい
- 冷水・温水を使い分けたい
- 災害時の備蓄水としても役立てたい
浄水器がおすすめな人
- 月々のコストを抑えたい
- 水の消費量が多い
- ウォーターサーバーを設置するスペースが無い
水の品質を重視するならウォーターサーバー、コストを重視するなら浄水器がおすすめです。
ただし、ウォーターサーバーでもレンタル料やメンテナンス料がかからないメーカーを選べば低コストで利用することができますよ。
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