ウォーターサーバーに延長コードを使用してはいけない?危険性を解説

ウォーターサーバーの取扱説明書には「延長コードは使用しない」「タコ足配線はしない」といった注意書きがあります。

安全に使用するためのルールとはいえ、設置したい場所にコンセントが無い場合は困りますよね。

そこで今回は、ウォーターサーバーに延長コードを使用すると危険な理由を解説いたします。

これからウォーターサーバーを導入する方はチェックしておいてくださいね。

延長コードやタコ足配線が危険な3つの理由

まずは、延長コードやタコ足配線の危険性について確認しましょう。

火災の原因になる

ウォーターサーバーは消費電力が大きいため、延長コードや電源タップに過剰な負担がかかる恐れがあります。

一つのコンセントに対してウォーターサーバーを含む複数の家電製品を使用すると、許容電流を超えてしまう「過電流現象」を引き起こす原因になり、大変危険です。

また、コンセントに扱いについては「トラッキング現象」や「グロー現象」にも注意しなければなりません。

トラッキング現象とは コンセントと電源プラグの接続部にたまったホコリから発火する現象です。
グロー現象とは コンセントに電源プラグがしっかりと差し込まれていない状態で使用し続けることにより、接続部が発火する現象です。

ウォーターサーバーは一度設置したらほぼ動かすことがありませんよね。
そのため、コンセントと電源プラグの接続部にホコリがたまる可能性が高いです。

また、壁に埋め込まれているコンセントと床に置いた延長コードを比べた場合、後者の方がホコリがたまりやすいですよね。

これらの理由から、ウォーターサーバーに延長コードを使用することはトラッキング現象のリスクが高まると言えます。

また、延長コードに足を引っかけたり、子供が延長コードを引っ張ったりすると、電源プラグが浮いてしまいグロー現象を引き起こす恐れもあります。

実際にウォーターサーバーが原因の火災事故が発生しているので、コンセントの扱いには十分な注意が必要です。

水がこぼれると感電する危険性がある

給水時に水がこぼれ、延長コードの差込口部分に水がかかってしまうと、感電や漏電の危険性があります。

特にお子さまも一緒に使用する場合、給水後にコップをひっくり返して広範囲に水がこぼれてしまった・・・なんてこともあり得ますよね。

ウォーターサーバーに限らず、水を扱う場所の近くで延長コードを使用することはおすすめできません。

コードに足を引っかけて転倒する危険性がある

ウォーターサーバーに延長コードを使用すると、コードに足を引っかけて転倒する危険性があります。

また、足を引っかけた拍子にコードを強く引っ張っぱってしまうと、サーバー本体の故障の原因にも繋がります。

特に小さなお子様や高齢者の方がいる家庭では、コードが通路に飛び出さないようご注意ください。

【延長コードやタコ足配線が危険な理由まとめ】

●ウォーターサーバーは消費電力が大きいので「過電流現象」の原因になる

●ウォーターサーバーは設置後に動かすことが少ないので「トラッキング現象」や「グロー現象」のリスクも高い

●コンセントの差込口に水がこぼれると感電や漏電の危険性がある

●コードに足を引っかけると、転倒してケガをしたりサーバーの故障の原因になる

コンセントの長さは1.5m~2mくらい

ウォーターサーバーのコンセントの長さは1.5m~2m程度であることが多いです(メーカーや機種によって異なります)。

そのため、部屋のどこにコンセントがあるのか確認し、そこから1.5m~2mの範囲内で設置する場所を決めなくてはなりません。

新居に設置するなら何とかなりそうですが、すでに家具や家電を配置している状態だと難しいですよね。

卓上型のサーバーなら棚やカウンターの上でも設置可能なので、床置きが難しい方は検討してみてください。

卓上型ウォーターサーバーのメリットとは?おすすめ3機種を紹介

まとめ

延長コードは便利なアイテムですが、ウォーターサーバーに使用する場合は事故やトラブルのリスクがあると覚えておいてください。

もし延長コードを使用する場合は、「熱をもっていないか?」「ホコリがたまっていないか?」「電源プラグが浮いていないか?」「コードが歩行の妨げになっていないか?」など、定期的にチェックを行ってくださいね。

かんたん検索